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アイテム
高速ディーゼル機関の排出微粒子および全炭化水素の生成機構とその低減
https://tokushima-u.repo.nii.ac.jp/records/2001766
https://tokushima-u.repo.nii.ac.jp/records/2001766131aacde-be7e-46a3-abf8-7918d2215cdb
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 文献 / Documents(1) | |||||||||
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公開日 | 2012-03-27 | |||||||||
アクセス権 | ||||||||||
アクセス権 | open access | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||||||
資源タイプ | doctoral thesis | |||||||||
出版タイプ | ||||||||||
出版タイプ | NA | |||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_be7fb7dd8ff6fe43 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | 高速ディーゼル機関の排出微粒子および全炭化水素の生成機構とその低減 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | コウソク ディーゼル キカン ノ ハイシュツ ビリュウシ オヨビ ゼンタンカ スイソ ノ セイセイ キコウ ト ソノ テイゲン | |||||||||
著者 |
岡本, 昌章
× 岡本, 昌章
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抄録 | ||||||||||
内容記述 | ディーゼル機関は熱効率と燃料適応性の高さを生かして幅広い分野で活躍しているが, 窒素酸化物N0xやすす等の有害物質の排出が多いという問題を抱えており,今日では環境破壊や人体への悪影響が深刻化しているこうした状況に対して有害排気物質の低減努力が進められ,現在までにN0xとすすに関しては低減の目処が立ったと考えられる. しかし, 特に人体への影響が懸念される微粒子中の可溶有機分S0Fおよび全炭化水素THCといった排出未燃炭化水素については,それらの生成過程すら十分に解明されていない. 本研究ではこのような状況をふまえてS0FやTHCの低減のための指針を得ることを目的としてそれらの生成過程の解明を試みた. まず第2章では,計測システムを確立し,排気の計測,排出未燃炭化水素の組成分析,燃焼解析の方法を検討した. THCとS0Fの組成分析を試みた結果から,THCとS0Fの成分範囲は異なり,THCはC1~C21程度の成分で構成されるのに対し,S0Fはそれよりも高沸点の成分を多く含み,C14~C25程度の成分で構成されることがわかった. 第3章では,広範囲の運転条件にわたって計測した排気特性を基に,有害排気物質の排出傾向を概説し,窒素酸化物の低減のためには初期の燃焼率を低下させて最高圧力の上昇を抑えることが. すすの低減には主燃焼を活発化させて燃焼を速やかに終了させることが有効であることを示した.THCとS0Fについては,当量比や燃焼特性値に対する排出傾向が良く似ているにも関わらず, 広範囲の運転条件にわたってみると相関がないことから,燃焼経過だけではそれらの排出量を予測できないことがわかった. 第4章では,壁面近傍の局所的な状態を変化させるために,燃焼室壁面をセラミックスで遮熱して,排出未燃炭化水素の生成に及ぼす影響を調べた. その結果,遮熱場所によって未燃炭化水素の排出に及ぼす影響が異なり,条件によっては遮熱により排出未燃炭化水素が増加することや, 燃焼室の壁面に付着,残留した燃料がガス温度や壁面温度の上昇により蒸発して,排出未燃炭化水素を増加させる可能性があることと,THCよりも高沸点成分を多く含むS0Fの方がその影響を強く受けること等がわかった. さらに始動直後と十分時間が経過した後でTHC排出量や燃焼経過を比較した結果から,始動直後等のようにくぼみ内での初期燃焼が活発で,隙間への未燃分の流出が少ないと考えられる条件では,THCの排出量が減少するという推定を示した. これを受けて第5章では, ピストンくぼみ内の流動を強め未燃焼成分の隙間部への流出を抑制する目的で,リエントラン卜燃焼室を用いてSOFやTHCの排出傾向を調べた. その結果,リエントラン卜燃焼室により隙間部への未燃分流出が抑制され, 特に噴射時期を遅延させた場合に排出未燃炭化水素を低減する効果があることがわかったまた,上死点隙間の影響を調べた結果, 隙間が大きく上死点後に隙間部での流動が急速に弱まる場合も, 隙間が小さく強い逆スキッシュにより未燃分の流出が促進される場合も排出未燃炭化水素が増加し. 隙間部への未燃分の流出量だけでなく,流動の適正化も重姿であることがわかった. 本研究においては,排出未燃炭化水素の低減のためにはくぼみ内における燃焼の活発化,隙間部における混合気量と流動の適正化,および壁面付着の抑制が重要であることを実機のデータをもって示した. 本研究で得られた結果は,ディーゼル機関から排山される有害排気物質を低減するための一つの指針となるものと考える. |
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書誌情報 |
発行日 1995-03 |
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備考 | ||||||||||
値 | 画像データは国立国会図書館から提供(2011/9/26。JPEG2000形式を本学でpdfに変換して公開) | |||||||||
言語 | ||||||||||
言語 | jpn | |||||||||
報告番号 | ||||||||||
学位授与番号 | 甲第757号 | |||||||||
学位記番号 | ||||||||||
値 | 甲工第35号 | |||||||||
学位授与年月日 | ||||||||||
学位授与年月日 | 1995-03-26 | |||||||||
学位名 | ||||||||||
学位名 | 博士(工学) |